作家 檀 一雄 さん死去
1976年(昭和51年)1月2日 死去 享年63歳
作家 檀一雄 さん死去
作家の 檀 一雄(だん かずお)さんが1976年(昭和51年)1月2日、悪性肺がんのため福岡県福岡市の九州大学病院で死去した。63歳だった。
1951年に『長恨歌』、『真説石川五右衛門』の2作で直木賞を受賞。
入院後、病床で口述筆記により『火宅の人』を再開し、最終章「キリギリス」を完成させ、遺作となった。

人物 / 略歴
檀 一雄(だん かずお、1912年(明治45年)2月3日 ~ 1976年(昭和51年)1月2日)
山梨県都留市生まれ。
◆ 略 歴
1932年、東京帝国大学経済学部に入学。
1933年、同人誌『新人』を創刊し、処女作「此家の性格」を発表。
1951年、「長恨歌」「真説石川五右衛門」の2作にて直木賞を受賞。
1961年、「火宅の人」の最初の一編である「微笑」が文芸誌『新潮』に発表され、その後連作として各誌に発表された。
「最後の無頼派」作家・文士ともいわれた。
特記事項
女優の檀ふみは長女。
エッセイストの檀太郎は長男。
◆ 檀一雄 / 主な作品
◆ 『夕張胡亭塾景観』
◆ 『花筐』
◆ 『天明』
◆ 『リツ子・その愛』
◆ 『リツ子・その死』
◆ 『真説石川五右衛門』
◆ 『長恨歌』
◆ 『ペンギン記』
◆ 『誕生』
◆ 『夕日と拳銃』
◆ 『火宅の人』
◆ 『檀流クッキング』文庫版