作家 柴田 錬三郎 さん死去
1978年(昭和53年)6月30日 死去 享年61歳
作家 柴田 錬三郎 さん死去
直木賞作家 柴田 錬三郎(しばた れんざぶろう)さんが1978年(昭和53年)6月30日午前2時45分、肺性心(はいせいしん)のため東京都新宿区の慶應義塾大学病院で死去した。61歳だった。
1952年、『イエスの裔』で、第26回直木賞を受賞。
「週刊新潮」に連載した『眠狂四郎』シリーズは、剣豪小説の一大ブームを巻き起こし、剣豪作家のイメージが定着した。

人物 / 略歴
柴田 錬三郎(しばた れんざぶろう、1917年(大正6年)3月26日 ~ 1978年(昭和53年)6月30日)
岡山県備前市出身。
本名は斎藤 錬三郎。
◆ 略 歴
1940年に慶應義塾大学文学部支那文学科卒業。
戦後、『日本読書新聞』の編集長を務める。
1952年、『イエスの裔』で第26回直木賞を受賞した。
1956年から、連載された『眠狂四郎』シリーズでは、ニヒル剣士の眠狂四郎を登場させ、剣豪小説の一大ブームを巻き起こした。
また、テレビ番組への出演も晩年まで積極的に行うなど、現代で言う文化人タレント的な一面も持っていた。
特記事項
シバレン(柴錬)という通称で呼ばれ、幕末の志士である清河八郎は大伯父にあたる。