作家 北原 亜以子 さん死去
2013年(平成25年)3月12日 死去 享年75歳
作家 北原 亜以子 さん死去
「深川澪(みお)通り」シリーズなどの時代小説で知られる直木賞作家の 北原 亜以子(きたはら あいこ) さんが 2013年(平成25年)3月12日午前4時52分、心筋梗塞のため東京都文京区の順天堂大順天堂医院で死去した。75歳だった。
「深川澪通りシリーズ」や「慶次郎縁側日記シリーズ」など、人情深い世話物の時代小説で高い人気を誇った。1993年(平成5年)に「恋忘れ草」で第109回直木賞を受賞。
2011年(平成23年)に心臓病で手術を受け、復帰インタビューで余命が少ないことを述べていた。

人物 / 略歴
北原 亞以子(きたはら あいこ 1938年1月20日 ~ 2013年3月12日)
東京都出身。本名は高野美枝。
◆ 略 歴
千葉県立千葉第二高等学校卒業。
1969年、同誌に発表した「ママは知らなかったのよ」で第1回新潮新人賞を受賞。
1989年、「小説新潮」で断続的に連作掲載されていた『深川澪通り木戸番小屋』が講談社より刊行され、注目を集め出世作となる。
1993年に『恋忘れ草』で直木賞を受賞。
1997年から始まった『慶次郎縁側日記』は人気シリーズとなり、NHKで高橋英樹主演で断続的にドラマ化された。
特記事項
2011年心臓病の悪化で入院、手術後の復帰インタビューで余命が少ないことを述べていた。
◆ 北原亞以子 / 受賞歴
◇ 1969年 - 『ママは知らなかったのよ』で第1回新潮新人賞
◇ 1969年 - 『粉雪舞う』で小説現代新人賞佳作
◇ 1989年 - 『深川澪通り木戸番小屋』で第17回泉鏡花文学賞
◇ 1993年 - 『恋忘れ草』で第109回直木賞
◇ 1997年 - 『江戸風狂伝』で女流文学賞
◇ 2005年 - 『夜の明けるまで』で吉川英治文学賞
◇ 2013年 - 歴史時代作家クラブ賞特別功労賞