作家 吉行 理恵 さん死去
2006年(平成18年)5月4日 死去 享年66歳
芥川賞作家 吉行 理恵 さん死去
芥川賞作家で詩人の吉行 理恵(よしゆき りえ)さんが 2006年(平成18年)5月4日午後3時26分、甲状腺がんのため東京都内の病院で死去した。66歳だった。
1968年第8回田村俊子賞を受賞し、詩人としての評価の方が高かったが、1981年には小説『小さな貴婦人』で芥川賞を受賞した。
母は美容師吉行あぐり、父は作家の吉行エイスケ、兄は作家の吉行淳之介、姉は女優の吉行和子である。

人物 / 略歴
吉行 理恵(よしゆき りえ、1939年7月8日 ~ 2006年5月4日)
東京都生まれ。
◆ 略 歴
女子学院中学校・高等学校を経て早稲田大学第二文学部国文科卒。
父や兄の影響を受け早くから文筆活動に目覚める。
1963年 『青い部屋』の発刊により詩人デビュー
1981年、『小さな貴婦人』で、上期芥川賞を受賞。兄妹で芥川賞を受賞した最初の事例として話題を呼んだ。
特記事項
母・兄・姉がメディアなどへの露出が多かったのに対し、理恵だけはあまり公の場には姿をみせず、三兄妹の中では唯一生涯独身であった。
◆ 吉行理恵 / 作品リスト
◆ 記憶のなかに
◆ 猫の見る夢
◆ 男嫌い
◆ 黄色い猫
◆ 小さな貴婦人
◆ 吉行理恵詩集
◆ 迷路の双子
◆ 井戸の星
◆ 雲のいる空
◆ ねこ、ねこ、ねこ! 西川治共著